信頼したいのだが・・・

なんだかんだ言っても自分が生まれた国だもの。信頼したいし頼りにしたい。
しかし何と低劣なプロパガンダか!!

以下のサイトでこの新聞社は要するに「原発は経済の為にも必要ではないか」
と言っている。私は、産業も人の健康があってのものだよね、って思うので
この主張には賛成できないが、様々な立場で議論するのは健全であり、
必要なことであり、憲法が保証する言論の自由である。

しかし以下のヨウ素をたっぷり浴びて元気になりましたというこの文章が、
政府・首相官邸から出されていることに、私は自国を心の底から寂しく思った。
そしてこの程度の低レベルのプロパガンダで黙らせられると思っている国の指導者層の
アホさ加減に幻滅し、その内容に、スターリングラードに向かう船の中でソ連の将校が
読み上げる戦意高揚を目的とした手紙の内容のような(映画「スターリングラード」の一場面)、
薄ら寒いものを感じる。なんというか、やっていることが共産主義政権が
共産主義ってこんなにすばらしい!!」と国民を鼓舞するプロパガンダと、
レベルにおいて似ている気がする。実に情けない。

ああ、なんという欺瞞に満ちた国になってしまったのか・・・。
私はこの国が恥ずかしい。

3号機の温度上昇が気になっています。福島はまだ終わっていません。
私自身が「終わりの始まり」と三月中旬に判断しましたが、周囲が「ふつう」に
なって行くにつれ、危機意識が低かった気がします。反省。