地域の足をどう守っていくべきか?

最近では高千穂高原鉄道など、自然災害で橋梁などが破壊されたことがきっかけ
となって廃止になった鉄道は多い。三陸鉄道も橋梁の破壊など壊滅的な被害を
受けていたことから、大丈夫かな?と思いきや、やはりそうだよねぇ・・・。

マニアとしては鉄道の復旧を期待したいが、果たして地元はどうなのか?
地方都市を巡るとわかるが、とにかく歩いている人がいない。みんな家の外に出るや
車という生活なのである。だから、多くの人が車で避難しようとした心理はわかる。

誰もが日々の足を車に頼っている現実がある中で、鉄道を復旧させる必要性は
ないのではないか?朝夕の高校生の通学時間帯はバスを増発する必要があろうが、
総輸送量としてはバスで十分なのではないか?

バスば国が作った道路を走れば良いが、鉄道は自前で線路を建設し、保守、管理
そして鉄道によっては確か固定資産税を払わなければならないため、
相応の輸送量がなければ採算はとれない。もっともヨーロッパ諸国では鉄道は
社会資本と考え、赤字を補填している国も多いのだが。

また、地域再生のため大胆なことをするというのならば(その意見には基本的に賛成)
どうせならば普通のバスではなく、スイスのポストバスのように、郵便の配達と
乗客を乗せるバスをミックスしたものにしてはどうか?

郵政も民営化したのだから、あとは国土交通省の規制を緩和するだけ、
何なら、黒いネコの荷物や飛脚の荷物も運べば良いと思う。
高校生の通学の後は、高齢者の通院バス、そして昼間は郵便や宅配便の
拠点間輸送に用いるというのはどうだろうか?