NHKニュースを見ての心の中のつぶやきを言語化

今朝NHKニュースを見ていたら「プロジェクトX」風の感じで
磐越西線経由の石油列車について報じていた。

なお、この貨物の根岸駅発車の様子は日本経済新聞
の右下の写真の下にある「映像一覧」をクリックして検索すると
EH200-7牽引の臨貨根岸発車シーンの動画が見られます。
 → 根岸駅南側の高速道路の陰が低くうつり込んでいることから、
   太陽高度を推察し、発車時間は午前6~8時前後と判断した。

で、NHKのカメラは新潟貨物ターミナルで取材をしていて
福島に石油を運ぶため全国から製造後40年たった古い機関車が集まった。
とのナレーションのあと、運転台下の所属機関区名を映しました。
 → おお、いいとこ写してるじゃん、これこそマニアの知りたいところ。
   ディレクターかカメラマンは、まず確実に鉄っちゃんに違いない。
         しかも全部未更新車なので原色・・・それが重連。しびれます。

そして機関車が門司や吹田、そして愛知からも来ていると紹介。
 → いやぁ吹田は予測できたが、門司は忘れていたし、四日市辺りで
   走っている愛知機関区のDD51も、すっかり考えてませんでした。

古い機関車なので入念に整備し、運転は路線を知り尽くしているベテラン
を起用しました。といって点呼の模様が撮影されていました。
 → このシーンで窓の外が暗かったので、ああダイヤは深夜なのかと・・・。
         ここで機関車が映るのですが、「頑張ろう東北」?といったヘッドマーク付き!!
         原色DD51重連ヘッドマーク付き。しかし走行は深夜。
   折り返しの空のタンク車の回送のスジは「磐越ものがたり」のスジ?
   1日1往復といったいたから、空タンクの回送は昼間だな。
   ってことはここをDD51重連が通過するのか!!!!!
イメージ 1
1991年11月17日 更科信号所付近にて 当時の磐越西線の主であったEF77。

しかしベテラン機関士は不安を語ります。「雨なので途中の坂で車輪が空回りするん
じゃないかと」そしてその予感は的中します。といって磐梯町あたりの地図が画面に。
 → ああDD51重連でも空転で坂を上れなかったんだねぇ。ベテランが砂まいて
   もダメだったんだから、やっぱりDD51重連でも厳しいんだねぇ。

その後救援の機関車を使って(このシーンの映像なし)郡山に三時間遅れで
到着しました。
 → といって午前10と出ていましたから、定時は7時なんですね。

ということは所定7時に郡山についてタンク車から石油を抜き取ってから
折り返すから、まぁ余裕みて郡山を12時にでれば会津若松に14時にはつけるかな。
そうなると「ばんえつものがたり」号のスジは若松15時25分発だからこの推理は
いけるかも。

イメージ 2
1991年11月16日 磐越西線川桁駅付近にて

 この写真、背景はご存知磐梯山ですが、スキー場の斜面がある山の背景の山が
なくなっている感じがしませんか?左右の稜線を延長すると、昔はもっと山が
高かったのではないか?と思いませんか?


 そうなんです。1888(明治21)年に磐梯山の地下で水蒸気爆発が起こり、
山体が崩壊し麓の村を飲み込みました。そして川がせきとめられて桧原湖
五色沼をはじめとする裏磐梯の景色を作り出したのです。
 火山って本気で怒ると怖いんです。

 ちなみにこれより大きな規模の山体崩壊は八ヶ岳でも起きていて、韮崎インター付近の
小さな山(これを流山といいます)がそれに該当します。日本は火山列島だということを
よく覚えておいて下さい。